インテリジェント信号機
1. アイディアの説明
横断歩道を歩行者の数や歩く速度を検知し、青信号の点灯時間を変動・設定できる信号機
2. アイディア活用方法・効果
歩行者の歩行速度に応じて、安心して大通りを渡ることが出来る。
お年寄りや小さい子を連れた人、ケガをしている人等、ゆっくり歩きたい歩行者も安心して渡ることができる。歩行者が横断している間、ドライバーの待ち時間が伸びることがある一方で、歩行者が渡り切った場合は信号が切り替わるため、無駄に信号を待ち続ける必要もなくなり、交通が最適化される。
歩道橋の敷設は単純なものでも1,000万円以上かかり、メンテナンスにもコストがかかるため現在減少傾向にある。全国に歩道橋は2015年時点1万基以上存在し、それに代替できれば初期開発コストも回収できる。
3. アイディアが生まれた背景
私が暮らす○○町は家族世帯が多く暮らし、乳幼児から高齢者まで幅広い世代が生活している。
国道や県道沿いに集合住宅が多く立ち並び、日々多くの人々が横断歩道を利用するが、高齢者・学生・サラリーマン・妊婦等、歩行者によって歩く速度は異なり、青信号の点灯中に渡りきれない人が散見される。
横断歩道から少し離れたところに歩道橋や地下通路があるが、階段の昇降は自身の家族にいる高齢者やベビーカー利用者、妊婦には負荷が大きく、その他の世代にとっても買い物袋等を抱えて、利用するのは負担に感じると共に、実際に大通りの横断を断念して生活が不便になっている高齢者は買い物弱者になってしまったり、乳幼児連れが近い距離でも車を使ってしまうという状況があった。
高齢者、学生、サラリーマン、妊婦等、あらゆる歩行者が安心して道路を横断できるための策として本アイディアを考案した。
4-1. アイディアを実現するために必要なリソース
・初期開発費、設置予算
・人感センサー(要件:道路上の歩行者のみを特定できる、歩く速度が検知できる)